備え始めました(3) ライト

いつ南海トラフ地震が来ても大丈夫なように(といっても今来られると困る)準備を始めているのですが、今回はライトを用意しました。
用意したというよりも、もともと持っているものを改めて確認しただけです。

防災関連グッズは、さしあたっての必要性がないため、用意するのが面倒だったり、わざわざお金を出して買うのに抵抗があります。それに、わざわざ買って備蓄しても、備蓄しているだけで安心してしまっては、いざというとき使い方が分からなかったり、期限切れや故障で使えなかったりする恐れもあります。

そこで、普段の生活で使っている道具を防災の時にも使うことで、普段から日常的なメンテナンスを行い、いざというときに備えているわけです。

LEDの手持ちライト

まず、手持ちライトですが、もともとは自転車の前照灯だったのですが、取り付け部が壊れてしまい、今は手で持って使っています。
単3電池が2本必要です。
香川県では、非常時に限らず、夜間に外を出歩くとき、手持ちライトは必需品になります。

一つは、街灯がないうえに、道路の両端が用水路になっていて満月以外は足下が見づらく落ち込む可能性があるからです。
二つ目は、歩行者が少なすぎるせいか、車のドライバーは、歩行者がいないことを前提として交差点に進入することがあるので、歩行者の存在を積極的にアピールしなければ、命の危険性があるからです。
高反射材を身につけることも大事になります。

実際に香川県は、人口あたりの交通事故死亡者数が、全国でワースト3に入るほどの危険地帯であり、何度もワースト1になっています。
信号の黄色は、「止まれ」を意味しますが、香川県では「もうすぐ赤になるから、アクセルを踏んで駆け抜けろ」を意味するようで、後続車の追突の恐れがなくても加速する車が多いです。

登山のヘッドライト

登山や釣りなどのときに使用するヘッドライトです。
単4電池が3本必要です。

現代の登山は、山を制覇する意味合いが強く、自然は人間によって乗り越えられるべきというキリスト教的な人間中心主義を感じてしまうので、登山の行為やその道具になんとなく後ろめたい気持ちがあるのですが、しかし、登山で使用される道具は、いってみればインフラのないところで、しばらく生活するための道具であり、それは南海トラフ地震のように、インフラに壊滅的なダメージを与える非常時にこそ真価が問われる道具でもあるわけです。

そう考えれば、登山用品は防災用品であり、登山は、そういう非常時に備えた訓練であると解釈できるので、心理的抵抗も和らぐのではないでしょうか。

ライト付きラジオ

最後はライト付きラジオです。

単4電池二本ですが、手回し発電1分で、15分くらいライトが使えるそうです。実験はしていませんが、ラジオはカタログスペック以上に使えたので、信じても良さそうです。
ただ、手回し発電はかなり疲れるので、非常時のおまけ機能と考えた方が良さそうです。

ライトは全部エネループなどの充電池でも稼働するのですが、単3電池と単4電池がバラバラで、しかも本数が奇数だったりするので、案外面倒くさいです。
有事の際は、このあたりの電池をどれだけマネジメントできるかが鍵になるかと思います。

ランタンのようなものがないので、そのうち何かの必要に迫られたら、購入したいと思います。

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