ゆる抜き

6月15日 晴れ

本日は、満濃池の“ゆる抜き”が行われました。
満濃池は、まんのう町から瀬戸内海にかけての二市三町の水田を潤す農業用水になっており、毎年この時期に放水が始まります。

“ゆる抜き”という語感から、池の水を、ゆる~く放水するのだろうと思っていましたが、“ゆる”と呼ばれる栓を抜いて池の放水をしていたため、ゆる抜きというそうです。

もっとも現在では、取水塔の取水口から取水しているので“ゆる”はありませんが、名称だけは残っています。

まず、池にある神野神社で神事が執り行われました。

神野神社

また、今年は、満濃池が世界かんがい施設遺産に選ばれたため、香川県知事をはじめとする方々による祈念碑の除幕式も行われました。

祈念碑には、平安時代に満濃池を修築した空海と、ゆるを抜いたときにできる渦が彫られている

そしてようやくお待ちかねの“ゆる抜き”が始まりました。

取水する直前。下から見ると満濃池の堤防の高さがよく分かる
取水後

また、普段は入れない取水塔の内部も見学することができました。

取水塔の下部に見えているのは、一番取水口で、水面下には四番取水口まである。今日開かれたのは四番取水口。
塔の内部にある数々のハンドル
ハンドルで取水口の開閉を行うのかと思いきや、実際は、制御盤による自動制御らしい

最後は、満濃池堤防にあるうどん屋で、うどんを食べて帰りました。

ふるまいのきつねうどん

2 thoughts on “ゆる抜き”

  1. 初めてゆる抜きを見に行く予定でしたが、急に行けなくなり残念でした。なので、様子が見れてよかったです。今日の仕事終わり、まだ暗くないかなと思い、満濃池へ向かったのですが、やっぱり日中に行かないとだめですね。笑 取水塔の中が見れるのはおもしろそう。来年のゆる抜きを楽しみに待ちます。

    1. カエルさん、コメントありがとうございます。

      ゆる抜きのあとは、町内の水路の量が一気に増えて、一斉にトラクターで代掻きが始まるので、面白いですよね。
      満濃池は普段は観光スポットですが、ちゃんと農業用水としての役割を果たしているんだなあと実感できるイベントでもあります!

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