旅行17日目:かもめ食堂へ行く

2泊3日のオーロラ観光が終わり、イヴァロ空港から、ヘルシンキ・ヴァンター空港へ向かいました。

イヴァロ空港では、セルフチェックインカウンターがないため、中国人の団体客で非常に混雑していました。
中国人7割、その他3割と言った感じでした。

フィンランドの最果てにもかかわらず、百人近い中国人で出発ロビーが混雑していて衝撃を受けました。
日本がQRコード決済を導入してまで、中国人のインバウンドを狙うのも当然という位、中国人が落とす外貨は大きいようです。

ちなみに、日本人も5~6人いましたが、みんな個人旅行的な感じでした。

ヘルシンキ・ヴァンター空港から電車に乗り、ヘルシンキ市内へ。

地球の歩き方を読むまで知りませんでしたが、ヘルシンキを舞台にした『かもめ食堂』という小説と映画があり、映画を見て予習しました。

劇中、コーヒーにまじないをかけるシーンがあり、実際におまじないをしているのか気になりました。

なので、目的としては、かもめ食堂に行くことです。

ヘルシンキ中央駅前の大通り

ヘルシンキは、フィンランドの首都と聞いていたのですが、あまりの人の少なさに驚きました。

通りに掲げられる国旗

人も少ないし、至る所に国旗を掲揚していたので、変わった国だな~と思っていたら、この日はちょうど独立記念日だったようで、ありとあらゆるお店が閉まっていましたが、なんとか閉まっていた日本料理レストランを開けてもらえました。
中国人が経営する日本料理レストランですが、マジ親切でした。

親子丼。約2400円
かもめ食堂。独立記念日で休業のため外観のみ

この日は夜遅く、ストックホルムのアーランダ空港へ行き、空港泊をしようと思いましたが、アーランダ空港はヘルシンキ・ヴァンター空港と違って、横になれるところが少なく、あまり空港泊に向いていなかったため、おとなしく空港内のホテルを取りました。
強者は、座って寝たり、石の床に寝転んで夜を過ごしていました。

旅行15~16日目:オーロラを見に行く

せっかく北欧まで来たので、オーロラを見に行きました。

深夜にストックホルムのアーランダ空港から、フィンランドのヘルシンキ・ヴァンター空港へ行き、そのまま空港で一夜を明かしました。

ヘルシンキ・ヴァンター空港は、空港泊がしやすいと評判なだけあり、セキュリティエリア内では何人もの人が夜を明かしていました。

横になれるイスが多い

翌朝、フィンランドの最北にあるイヴァロ空港へ。

朝の八時過ぎでも真っ暗

フィンランドでオーロラがよく見えると評判のイナリへ行きました。
フィンエアーの公式サイトを確認すると、イヴァロ空港からイナリへは公共交通機関がなく、イルマリ社のタクシーを手配する必要があるとのことだったので、ネットで予約していきました。

日本語のブログでバスがあると書いてあったブログもありましたが、実際現地に行くとありませんでした。
廃止されたのか、冬は運行していないのかは分かりませんが、注意が必要です。

豪雪地帯なのでタクシーはSUVかと思っていたら、セダンタイプのメルセデスでした。
雪道を時速100kmで走行しても、とても静かで、それがフィンランド流のおもてなしだそうです。

北極圏なので寒いのは寒いのですが、0℃くらいだったので、ちょっと暖かい服装で大丈夫でした。
問題は靴の方で、防水の登山靴で行ったところ、靴裏の溝に雪が付着してツルツルになるので、非常に歩きにくかったです。
普段雪が降ったら、スパイク付きの長靴を履くので、登山靴だと駄目だと知らなかったんですよね~
ちゃんと細かくて深い溝の雪ぐつを購入しておけば良かったと思いました。

宿のチェックインまで時間があるので、歩いて博物館へ行きました。
あまり観光スポットはないようでした。

サーミ博物館
サーミ博物館の屋外展示
教会
昼食のチーズバーガー。約1000円

イナリでの宿泊は、自炊設備の付いたホリデイ・ヴィレッジ・イナリという所にしました。

コテージ

予約サイトでは、フリーWi-Fiがないと記載されていましたが、ちゃんと使えました。

私が宿泊したコテージは、鍵の開け方が特殊で、外からドアを開ける際は、鍵を鍵穴に差し込んで回した状態で、ドアノブを回し、ドアノブを一度押した後で鍵をさらに回して、ドアノブを手前に引くと開くと説明されました。

そうやってドアを開けて中に入ることはできたのですが、コテージから出るときにオートロックのドアが開かなくなりました。

窓もはめ殺しで窓から出ることもできず、辺りに人もおらず、助けを呼ぼうにもフロントへ通じる電話もなく途方に暮れたのですが、友人が用意してくれたSIMカードが通話可能だったことを思い出し、フロントに電話して開けてもらいました。

フロントの人が言うには、中から出るときは、入るときと逆にドアノブを一度手前に引いてから、押すと開くとのことでした。
なぜそんな複雑な手順なのか分かりませんが、初見殺しも甚だしいですが、フィンランドでは普通なのかもしれません。

いずれにせよ、電話が使えて良かったです。

近くにスーパーがあるので、食糧や、その他必要な物は手に入ります。

スーパー。歩道も除雪されているので歩いて行ける
日清カップ焼きそば

自炊設備が整っていましたが、結局調味料がないため料理する気になれず、カップラーメン、パン、果物、サラダ、ヨーグルトとかすぐ食べられるものを買って2日間過ごしました。

なお、ずっと曇りだったためオーロラは見れませんでした。

旅行14日目:ノーベル賞の関連スポットへ行く

スウェーデンといえば、日本では、ノーベル賞のイメージしかありませんよね。

実際、機動武闘伝Gガンダムで、スウェーデンの代表はノーベルガンダムでした。

また、令和元年も日本人がノーベル賞を受賞したということで、ノーベル賞関連のスポットを巡ることにしました。

午前中は、ノーベル賞の晩餐会や舞踏会が行われるストックホルム市庁舎へ行きました。

中にはツアーでしか入れないため、市庁舎の受付でツアーに申し込みました。

晩餐会が行われる青の間

なぜ青くもないのに青の間と呼ばれるようになったのか、説明してくれていましたが、メモも取っていなくて全然覚えていません。

青の間の階段

イブニングドレスで降りる女性が裾を踏んで転倒しないように階段の奥行きを広く、後ろ側に僅かに傾斜するように設計したそうです。

ストックホルム市庁舎の黄金の間

黄金の間の黄金は本物の金だそうです。

首のない男

黄金の間の首のない男は、設計ミスにより頭を描くことができなかったそうですが、そのためかえって有名になり、ストックホルムのマスコット的なポジションに収まったそうです。
そういう逆説的な話って面白いですよね。

昼食の豚肉の海鮮醤炒め。1200円と良心的。

午後からは、ノーベル博物館へ。

吉野さんおめでとうございます

ノーベル賞が人類の課題へ貢献した人に贈られるもののためか、ノーベル博物館では、人類の課題が多く展示されていました。
米国と中国が、いろいろ飛び抜けていました。
世界はこの二カ国を中心としていることを改めて実感できました。

中にカフェがあり、ノーベル賞の晩餐会と同じアイスクリームを食べることができます。

友人とノーベルアイスを食べました。

ノーベルアイス。お値段1400円

ノーベル賞のメダルを模したチョコレートが一枚付いていました。
甘さ控えめなビターチョコでした。

私も友人も村上春樹を何冊か読んでいる大ファンですが、まさか村上春樹氏よりも先にこのアイスを食べることになるとは思わなかったと、感慨深くなりました。

旅行13日目:スカンセンに行く

北欧は朝明るくなるのが遅いので、昼前にホテルを出てスカンセンへ行きました。

スカンセンは、急速に失われていくスウェーデンの伝統的な建築や動物を集めて保存しているテーマパークです。

日本でいうところの日光江戸村と一緒ですね。行ったことはありませんが。

スカンセンは、島にあるので船で行きました。

船から見るガラムスタン、魔女の宅急便のよう

展示されている建物は、何世紀も前の古い物から、19世紀頃まで様々です。

竪穴住居
高床式倉庫
再現された18世紀頃の農家のクリスマスディナー
鳩とカラス。カラスが部分的に白い。
スズメは日本と同じ
なんかの鳥
二列縦隊で行進するアヒル
ニワトリ

子どものころはバードウォッチングとか、何が楽しいのか分かりませんでしたが、大人になると鳥しか見なくなりますよね。
いろいろ動物がいましたが、結局写真に撮っていたのは鳥がほとんどでした。

昼ご飯は、スカンセンの中にあるレストランで食べました。

ヘラジカのシチュー。約1700円

ヘラジカの臭いが気になり、またマッシュポテトが濃すぎて全然食べれませんでした。
やっぱり洋食は、合わないなぁ~と思いながら、周りを見渡すとみんな残していたので、特にまずいようです。

ヘラジカ
北欧名物のトナカイ
地衣類を食べるトナカイ

日本だと、トナカイはサンタクロースのそりを引くだけの荷役動物のイメージしかありませんが、北欧では普通に食肉として売られていました。

水族館もある

スカンセンは全体的に、スカンディナヴィア半島の動物や建物を集めているので、好感が持てました。

また、冬のせいか、観光客も少なく、ときどき中国人の団体旅行客が大型のバスで乗り付けて、ドカッと出てくる以外は静かでした。

夜は中華料理を食べました。

焼き餃子

中国人の経営する中華料理屋だから餃子は水餃子かと思いきや、焼き餃子でした。

なすの揚げたやつ

どこに行っても中華料理屋はあるので、洋食を食べずに済むので本当にありがたいです。

旅行12日目:ストックホルムへ行く

2日間の休養ののち、ストックホルムへ行きました。

デンマークのオールボーからストックホルムへの直通便はないので、オールボーから電車でオーフスという街に行き、そこから飛行機でストックホルムへ行きました。

空港で食べたサンドイッチ。1200円くらいするけれど、びっくりするくらいまずい

ストックホルム・アーランダ空港

飛行機に乗ったときは、まだ明るかったのですが、到着したときは16時頃だったので、すでに夕闇でした。

ストックホルム中央駅
ガムラスタンのクリスマスマーケット

夜でもクリスマスマーケットやってるなあと思いましたが、まだ、17時にもなってないんですよね。
暗くなるのが早いです。

観覧車などの遊具はありませんでした。

ところでストックホルムは「魔女の宅急便」(※宅急便は、ヤマト運輸が提供する宅配便サービスの登録商標です。)のロケ地なので、魔女の宅急便を見れば、わざわざストックホルムに行く必要はありません。

ライトアップされたガムラスタンの大聖堂

歩いていると、魔女宅でも登場する時計台のモデルになった大聖堂がありました。手前に建物があり、頂部しか見えませんでしたが。

魔女の宅急便を最後に見たのは中学生の時でしたが、パン屋のおソノさんの夫が全然喋らないのが気になりましたが、実際にストックホルムに来て、理由が分かりました。
劇中では、全員日本語で会話していますが、それはあくまで便宜上のことであって、ホントはスウェーデン語で会話していると考えると、おソノさんの夫は日本人なので、スウェーデン語が喋れないから、喋らないだけなんだと分かりました。