畳からフローリングにDIY施工-PART2 大引修復編

前回、杉板を剥がし終わり、DIYする範囲の全容が見えたので、今回からDIY施工を始めます。

まず、大引(おおびき)と呼ばれる部材が一部腐って折れていました。

一番上の写真を確認すれば分かるように、この大引だけ細くて明らかに弱そうです。

なので、まずこれを取り替えることに。

木材の本やネットで調べると、ヒノキや青森ヒバ、あるいはクリの中芯が、腐食に対して耐性が高いので大引に向いているとのことでした。

早速、材料を買いに最寄りのホームセンターに行くと、生のヒノキの柱材(90mm角で長さ3m)があったのでそれを買いました。

乾燥材で2m位の長さのものが良かったのですが、そういう都合の良い物はありませんでした。

当然、車に乗らないので、軽トラを借りて運搬しました。

購入した商品の運搬目的なら燃料代もレンタル料も無料で借りられるのがありがたいですね。

長さを測っているところ

その後、二時間かけて材料を加工し、無事に交換できました。

その他の大引も多少腐食が進んでいますが、全部取り替えるとなると、押し入れを壊したり、柱から引き抜いたりと、大掛かりな作業になりそうだったのと、乗ってみても撓んだりしなかったので今回はこのままで行くことにしました。

いつかフルリノベーションするそのときまで、そのままにするつもりです。

また、隣の部屋との敷居の一部が腐ってスカスカになっていたので、そちらも腐食部分をノミではつって、新しい材を入れました。

ここはフローリングを張ってしまうと、修繕作業が難しくなってしまうので、その前に修繕を終わらせておきます。

作業前の敷居
作業後の敷居

これで床を張る準備が整いました。

修繕前と修繕後の床の構造を説明すると、修繕前は、大引の上に15mmの杉板が張られ、その上に60mmの畳が乗り、合計75mmの厚さでした。

修繕後も、同じく大引から75mm程度の厚さでフローリングすることにしました。

フローリング構造にはいくつか種類があるのですが、ホームセンターで手に入るものだけで作るので、ホームセンターの商品を見てから決めることにしました。

次回からは、フローリング材を張っていきます。
お楽しみに!

畳からフローリングにDIY施工-part1 準備編

明けましておめでとうございます。

前回の更新からずいぶんと時間が空いてしまいました。

昨年の暮れから雪が積もり、外で作業ができなくなったので、巣ごもりして家の西側の部屋を修繕していました。

隙間時間を利用してコツコツと直したので3週間ほどかかりましたが、無事完了したので工程を記事にしたいと思います。
PART5までの全5編になる予定です。

まず、西側の部屋(下の図の赤で囲んだ畳5畳と板張り1畳半のところです)についてですが、家の西側が山になっていて、引っ越した当初は木と雑草が生い茂り、家の西側は部屋に陽が入らず、風も抜けない状態でした。

さらに、タンスなどの大きな家具を並べて壁が作られており、換気が難しいような状況でした。

そのせいか、西側の部屋は畳とその下の杉板が腐食し、踏むとずいぶんへこみました。

そのため早く直そうと思っていたのですが、タンスなどの大型家具を移動するのを決意するまで時間がかかり、二年以上が経ってしまいました。

そして、去年の夏にようやく決意して、ご近所さんに手伝ってもらい、タンスなどの大型家具七点を処分し、返す刀で畳も剥がして処分しました。

一番上の写真は、家具を処分し、畳を剥がした状態の写真です。

腐った畳を敷いた状態の部屋の写真は撮り忘れました。

ちなみに、畳を剥がしたときは夏だったので、壁の隙間に蛇が隠れていましたが、火ばさみでつまんで外に逃がしてやりました。

逃がすまでずっとヤマカガシかと思っていたのですが、写真を見返すとシロマダラという蛇の気がします。

なんであれマムシじゃなくて良かったです。

閲覧注意・さすがに家の中に蛇がいるとびっくりする

夏にDIY施工する気でしたが、床板を剥がすとマムシが家に入ってきそうな気がしたので、蛇が冬眠している冬に施工をすることにしました。

そして、令和3年1月某日、腐った杉板を外しました。

作業中

外は雪が積もっているので、めちゃくちゃ明るいです。

作業後

ほこりがすごいので、作業中も窓を開けてマスクをした状態で行いました。

写真の掃除機は、マキタのコードレス掃除機で、吸引力が強いので愛用しています。

余談ですが、秋になると数百匹のカメムシが越冬するために家の中に入ってきますが、冬を越せないヤツも多く、春先には大量のカメムシの死骸が家の中に散乱します。

中には2cm以上あるオオサシガメの死骸もあるのですが、マキタの掃除機はそういう大物も関係なく吸い込んでくれるので重宝します。

18Vのバッテリで使用しているので、多少重いですが、強力です。

作業中に、囲炉裏がでてきました。

囲炉裏

囲炉裏は使う予定はないので、風通しを良くするために壊しました。

床下をのぞき込むと、まだ三つくらいありそうです。

囲炉裏を壊して出てきた石

また、床を支える束が、まさかの電柱でした。

ということは、何度かリフォームをしているようです。

ちなみに電柱は、防腐処理がされてるから全然腐らないんですよね。

次回は、大引(おおびき)修復編です。
お楽しみに!

無停電電源装置を使う

山奥での田舎暮らしをすると、停電がけっこう多いことに気がつきました。

デスクトップパソコンや録画装置などのデータの保存を伴う装置や、ネットワーク装置が強制的にシャットダウンしてしまうと、復旧に時間がかかるのと、データの消失の心配があるので停電は天敵ですが、大雨・大雪・台風など、荒天時に一分ほど停電することがよくあります。

しかしながら、それらは荒天ゆえに停電しそうだと予期できるので、対策をとれるのですが、最も厄介なのは、普通の日に突然停電することです。

直近だと、4月に送電線の付け替え作業時に漏電して、市全域で20分ほど停電しました。たまたま外出していたのですが、信号機も消え、折しもコロナ禍のまっただ中で文明の終焉のような雰囲気を醸し出していました。

また、5月には、停電が二回あり、デスクトップパソコンで作業中のデータの内、保存していなかったものが消えてしまいました。
あまりに停電が頻発するので家の電気設備の故障かと思い、電力会社に電話すると、「原因不明の停電が頻発しているが停電は起こるものなので、申し訳ないが、無停電電源装置(UPS)を用意するなど、お客様の方で対応して欲しい」との回答でした。

人口が10数人の集落が山地に点在する地域に、何百キロも電線を張っているので、どこかで停電するのは当たり前なんでしょうね。
不採算地域の山奥でも電気料金は都市部と変わらないので、ありがたいですが。

ということで、デスクトップパソコンを新調したタイミングで無停電電源装置(UPS)を購入しました。

充電可能なパッテリーが内蔵されており、停電時に、瞬時に非常用電源に切り替わるので、PCがいきなりシャットダウンすることを防ぐことができます。

私が購入したものは安価なので、停電時は数分しか電力が保たないそうですが、予期しない停電はほとんどが一分以内で復旧するので、数分保てば充分と判断しました。

バッテリー寿命は、最大5年で、三年間の無料保証があり、さらに廃棄時はメーカーが引き取ってくれるそうです。

デスクトップPCのHDをSSDに交換する

最近、デスクトップパソコンとして使っていたスティック型PCが壊れてしまい、新しいPCを取得しました。

新品のパソコンを購入すると高価なため、プログラミングが趣味で、複数台のPCを所持している友人に相談すると、使っていないPCを譲ってもらえました。

ASUSのVivopc-vc65という小型のPCです。

性能に不満はないですが、内蔵されたハードディスクの音が気になったので、SSD(すごい静かドライブ)に交換することにしました。

SSDの交換は初めてだったので、やり方を調べると、①内蔵HDをフォーマットしたSSDにコピーする、②コピーしたSSDとHDを入れ替えるという手順で行うようです。

その際に、PCとSSDを繋ぐケーブルと、コピーするソフトとを用意する必要があります。
さらに、SSDのフォーマット形式を元のHDと同じにする必要があるようです。

一つ一つ用意するのが面倒くさいと思いましたが、調べると、そういったものが全部揃ったキットがあったので、それを購入しました。

意外に簡易的な包装

説明書に従い、HDの中身を全部SSDにコピーして入れ替えました。

PCの蓋を開けた様子。HDが金属フレーム内に収まっている。
SSDに入れ替えた様子

作業自体は全部で1時間もかからず終わりました。

PCを起動すると、起動時間がかなり早くなり、また、ハードディスクの作動音がしなくなって良かったです。

ちなみに、スティック型PCは、安価ですが、小さい筐体に部品がつまっているため、冷却ファンがうるさい上に、冷めにくいのと、USBポートが少ないので、デスクトップパソコンとしての使用はしない方が良いですね。

網戸を設置する

家の北西の角に納戸のサッシに網戸がなく、換気のために窓を開けると、今頃は虫が入ってくるので網戸を設置することにしました。

サッシの寸法を計測して、ホームセンターに行き、計測した寸法に適合するOKアミドなる商品を発見しました。

OKアミドは、自分で桟を切って組み立てる割と安価な自作キットタイプと、すでに完成して、ネジで高さを調整するだけの完成品タイプの二種類がありました。

たまたま完成品タイプとサイズが適合していたので、完成品を購入しました。

施工前

高さ調整は、ばねで行われるため、アミドの左右のネジを緩め、高さ調整機構を動くようにして、窓枠にはめるだけで自動で高さが合いました。
その後は、再びねじを締めて高さを固定するだけで無事終わりました。
取付時間は、およそ10分です。

施工後