旅行22日目:帰りの飛行機に乗る

三週間の旅行が終わり、帰りのフライトに乗りました。

往路ではアムステルダムの空港で乗り継ぎに一時間以上かかりましたが、復路は出国だったので乗り継ぎのセキュリティチェックもなく、出国手続きもパスポートと顔を見てスタンプを押すくらいで、20分で乗り継ぎができました。

出国手続きが緩いのはどこの国も同じですね。

アムステルダムで出国のスタンプを押してもらうとき、空港職員から「Where do you go?」と聞かれたので「Japan」と答えると、「オカエリ」と言われました。
日本人の感覚だと、そこは「オキヲツケテ」という方が適切だと思いましたが、「アリガト」と言って別れました。

帰りのフライトに乗ると、離陸して一時間ほどで、夕食が出てきました。
エコノミークラスでは、チキン照り焼きご飯か、マカロニパスタが選択できたのでパスタにしました。

マカロニパスタ、サラダ

今回もフライトの時間が昼間のフライトなので全く眠くなく、ひたすら映画を見て過ごしました。

ふと、飛行機の軌道を見ると、それまで一直線に進んでいたのが、モンゴルあたりから急にジグザグ飛行を始めたのに気がつきました。

そのまま直線的に進んだ方が距離が短いにもかかわらず何かを迂回していることに気がつきました。

そして、遼東半島をかすめたとき、ふと気がつきました。
12月から1月にかけて遼東半島で起こったことと言えば、1905年の旅順攻囲戦が有名です。

旅順攻囲戦での日本軍の勝利により、旅順艦隊は無力化し、旅順艦隊と合流できなかったバルチック艦隊を日本海海戦で破り、日露戦争を勝利したわけですから、勝ち戦の戦場を見せてやろうというKLMオランダ航空の粋な計らいということに気がつきました。
ちなみに、夜なので暗くて全く旅順も何も見えませんでしたが。

こうやって見ると、日本人に遼東半島を見せてくれるために、かなり迂回していることが分かります。

あるいは、なにかロケットとかミサイルがバンバン飛んでくる空域を回避しただけなのかもしれません。

着陸直前に朝食が出てきました。
朝食はオムレツ1択でした。

オムレツ、ヨーグルト

昼食は梅田で麻婆豆腐麺を食べました。

半ライス付きで1000円は都会値段ですが、北欧に比べるとびっくりするくらい安く感じるので、やはり日本が一番いいと思いました。

おわり

旅行21日目:リンホルム遺跡に行く

前日に引き続いて、オールボーの郊外にあるリンホルム遺跡へ行きました。

リンホルム遺跡には、ヴァイキングの墓地とそれ以前に住んでいた先住民族の墓地があります。

墓石を船の形に配置するのがヴァイキングスタイル

リンホルム遺跡には博物館があるので、入ろうとしたところ、開館時間を過ぎていても鍵がかかっていました。

臨時休館かと思ったら、受付の人が慌てて玄関に来て、開けるの忘れてたと言って開けてくれました。

リンホルム博物館

何の研究できたの?と聞かれたので、研究じゃなくて休暇で来たと言ったらびっくりしていました。

観光客がほぼ皆無の時期に休暇で訪れるような場所ではないそうです。
実際、2時間ほどいましたが、客は皆無でした。

昼食にはベトナムのフォーを食べましたが、写真を撮り忘れたました。

旅行20日目:オールボーを散策する

オールボーの中心街だけ観光していたので、せっかくなので郊外も観光しようと思い、オールボータワーに行きました。

夏はタワーの展望台に行けるそうですが、冬季は休業中でした。

お土産にデンマークの酒でも買って帰ろうと、酒屋を探して歩き回っていると、かわいらしい小さな家が並ぶ通りで、とんでもない壁画を見つけました。

手前の黄色と水色のような家がいくつも並ぶ中で突然、気味の悪い巨人が現れるのは、なんのつもりの当てこすりですかね~

オールボーはところどころに建物の壁に絵があるのですが、ここまで気味の悪いのは初めて見ました。
どういう気持ちで住んでいるのか、気になります。

結局酒屋が見つからず、スーパーで買いました。

そのときに果物コーナーで、謎の松ぼっくりが売られていました。

私の知識では、クリスマスの飾りなのか、食べ物なのかも不明

昼食は、スーパーの近くのタイ料理ビュッフェに行きました。

1000円なので凄く安く感じる

旅行19日目:イェーテボリを観光する

この日はヨーロッパに来てから一番の荒天で、小雨が降る中、強風が吹き、傘が使えませんでしたが上下共に撥水素材のアウターだったので特に問題はありませんでした。

風と雨の中、イェーテボリ植物園へ行くと日本庭園っぽい物がありました。

灯籠があると、日本感がすごい
日本と同じようなタラノキ

植物園というよりは、普通に整備された山という感じで、時折すれ違う人はみんな山登りの格好をしていました。

頂上らしき所。見晴らしは良い
カモがいっぱい

植物園という名の山を下り、イェーテボリ自然博物館へ。

予めスマホで入場料を調べたところ、入場無料とのことだったので行ってみることにしました。

大して期待はしていなかったのですが、鳥類の展示に異常なまでの情熱とこだわりが見られる博物館でした。

特に、大型鳥類の巣を再現したコーナーが見応えがあり、二時間ほど見て回りました。

博物館を出ようとしたときに、エントランスで中国人に、チケット売り場はどこにあるのかと聞かれたので、無料だから売り場はないと教えてあげました。

周りに人がいっぱいいるのに、中国人が私に話しかける理由はとてもよく分かります。アジア人が全くいない地域にいるとアジア人を見るだけで、親近感が湧くんですよね~

私が東京で勤めていたころの上司も、ヨーロッパ出張中にバス停で偶然後ろに並んだ人と結婚したと言っていたので、そういうもんなんでしょうね。

イェーテボリからデンマークまでフェリーが出ているので、それに乗ることにしました。

ステナラインのフェリー

チケットは事前にネットで購入し、フェリー乗り場のセルフチェックインカウンターで発券するのが普通のようです。

そんなことは知らなかったので、チケット売り場の窓口で購入したところ、予約手数料として約1500円取られました。
やたら丁寧に対応してくれるなあと感心していたら、しっかりお金を取られていたんですね~
なので、窓口で購入している人は全く皆無でした。

サービスは無料のおもてなしの国日本では考えられないですよね~

3時間の船旅とは言え、国際便なのでパスポートのチェックなどがありました。

片道料金は約2200円ですが、予約手数料が1500円かかったのと、クリスマスビュッフェもつけたので、料金は6000円ほどでした。

クリスマスビュッフェ

クリスマスビュッフェとはいえ、北欧によくある大味のビュッフェでした。
乗船直後に船酔いしたため、写真の一皿を食べるのが限界でした。

旅行18日目:電車に乗る

アーランダ空港で一夜を明かし、ストックホルムから電車に乗って、スウェーデン第2の都市であるイェーテボリへ行きました。

フライトは恥ということで、電車に乗りましたが、朝食が出てきました。

メニューは、パンとハム、チーズ、ヨーグルト、シリアル、ジュース

三時間ほどで、目的地のイェーテボリにつきました。
グーグルマップで調べてもらえば分かりますが、イェーテボリはデンマークの対岸にあり、デンマークへの帰国の旅路です。

イェーテボリ駅

スウェーデン第2の都市であり、北欧でも5番目に多い人口を有する都市なので、かなり活気があり、岡山でいうと倉敷市くらいの規模といえばそのすごさが分かりますよね。

クリスマスの楽団。チューバケースの中には人間が入れそう。

昼食は、アジア料理レストランで麺を食べました。

ベトナムのフォーみたいな味の麺。約1800円

このレストランでは、クレジットカードで支払う際に、客がクレジットの端末で自分でチップの額を入力する形式でしたが、そういうチップの支払い方が初めてでシステムを理解しておらず、チップの支払いをしなかったため、レジのお姉さんにめちゃくちゃ嫌そうな顔をされました。

スマイルが0円なのは、マクドナルドだけ。