ネコ対策をする part2

うちの母屋は、住居部分と、トラクターなどを格納するための車庫に分かれています。

その車庫の方でゴソゴソと音がするので、何かいるなと思い、車庫の方から天井裏をのぞいてみました。

わたしの経験上、屋根裏でそれなりの音がする場合、ほぼ間違いなくネコの仕業ですが、果たして野良猫のミケがいました。

ミケの冬毛が大量におちている

ミケはこちらに驚いて逃げていくので、逃げた先を目で追うと、壁の隙間を発見しました。かなり大きな隙間ですが、死角になっていて今まで気がつきませんでした。

どうやらこの穴を塞がない限り、コウモリやネコの天井運動会を止めることができないようです。

穴を塞ぐことにし、資材を集めます。

幸い、トタン屋根の工事で外した野地板があるのでこれを使うことにします。

ポリカレンズで焼けた野地

車庫側から天井裏に入るのは無理なので、いったん家の中に戻り、獣よけ線香を焚いて天井裏から猫を追い出したのち、天井裏に入ります。

隙間は蜂の巣の右上の方にあり、梁の向こう側に隠れているので、今まで気がつかなかったわけです。

天井板を踏み抜かないように慎重に根太を踏んで進みます。

高さ40cmもない隙間をくぐる

梁の下をくぐり、横を見ると、隙間があります。

白く見えるのは蜂の巣

立つスペースはおろか座るスペースもないので、横になったままで作業します。

梁に柱を立てます。
狭いので右手が使えず、利き手ではない左手の作業です。

天井裏の作業は、3kどころか、暗い、きつい、危険、厳しい、汚い、臭くはない、暗い、片手が使えない、気持ちが悪い、粉が舞うのいわゆる劣悪な10k作業です。

ネコ好きの方ならわかると思いますが、ネコ好きならネコのためなら、これくらいの大変な作業はいとわないのです。

柱を立て終わりました

柱を立て終わると、野地板を寸法に合わせて切っていきます。

切ったものを柱に打ち付けます。

板を張り付けて終わり

作業スペースが狭かったので二時間くらいかかった上、無理な姿勢が祟り、かなり体が痛かったです。

しかし、これで、ネコが罪を犯すこともなくなると思うので、やって良かったです。

古民家に住みたいという人は注意してください。

屋根を修理する part4

5/12は警報級の雨が降る予報なので、11日のうちに、屋根の修理を完了することにしました。

トタンを全部はがし、焼けた野地は強度が怪しいので、新しいものと取り替えます。

焼けた野地
取り替えたところ

そののちトタンを新しく張り替えました。

これで屋根の両側を吹き替えることができました。

最初の面は、慣れない作業のうえ、いろいろとトラブルで中断したため、五日くらいかかりましたが、反対側の面は、五時間で張り替えることができました。

怪我なく終えられたので良かったです。

プラスチック波板を処理する

トタン屋根の葺き替えに伴って出たごみの処理をしました。

トタンは金属なので売却できますが、プラスチック波板はごみとして処理する必要があります。

プラスチック波板から傘釘などを除去していきます。

バールは600mmくらいの長めのものを持っていると、釘抜きが楽で便利です。古民家は至る所にクギが刺さっているので、でかいバールは重宝します。

あとは、波板用のはさみで切り、ゴミ袋に入れて捨てました。

ちなみに、トタンなどの金属はお金になるので、主に外国人の金属回収業者が、春になると毎日のように入れ替わり立ち替わり来ていました。

毎日のように金属が欲しいと言ってきて、中には空き家を物色する業者もいたので、ちょっとした社会問題になっていたのですが、今年はぱったり来なくなりました。

おそらく円安で母国に送金できるお金が目減りし、国や業種を変えたものと思われます。

屋根を修理する part3

最後に残った端にトタン板を張りました。

まず、トタン板をはさみで縦半分に切ります。

変なハサミ

最初は変なハサミだなと思ったのですが、使ってみると納得です。

手がトタンの切り口に当たらないので安全

普通のハサミと違って取っ手の部分が、材料に当たらないのでスムーズに切っていけます。

半分に切れたものを張って終わりです。

最後、角を丸くしました。

丸くなる前
丸くなったあと