タラの芽と山ウドの天ぷら

毎年この時期になると、タラの芽と山ウドが採れるので、天ぷらにしました。

タラの芽と山ウドはよく似ていて、左が山ウドで、右がタラの芽です。

山ウドには虫が付きませんが、タラの芽には黒っぽい金属光沢のある小さい虫がいっぱい付いてきます。

天ぷらにしてうどんと一緒に食べました。

玄関を広げたい~上部構造編~

無事に床の解体が終わったので、床を張ることにしました。

まずノミで大引きを追加する場所を加工していきます。

ときどき玄能で手を打つので手袋しています

これを必要な箇所で数回行って、その後に新設する大引きを加工していきます。

これを必要な回数だけ行い、大引きの設置を完了します。

次に大引きの上に、根太を取り付けていきます。

最後に床板を貼り付けて完成です。

玄関がかなり広くなりました。

次回は、土間部分に三和土を打設したいと思います。

玄関を広げたい~解体編~

2021年年末

雪が降り続き、外での作業ができなくなったので、玄関のリフォームを始めました。

以前から玄関が手狭で、もっと広ければ良いのにと思っていたので、玄関を拡張することにしました。

そこでまず目を付けたのが、玄関に隣接する4畳ほどのスペースです。

玄関に隣接する部屋

この部屋は、床が抜けそうなので移住した当初に、床の上に直接コンパネを貼り付けていましたが、床全体を解体することにしました。

まず、コンパネをすべて取り払います。

コンパネを外すと、昔のフローリングがあります

さらにフローリング材を剥がしていきます。

古い床板とさらに古い床板の間にできたネズミの巣

床板の間からネズミの巣が出てきました。

新しいフンがあり、先日まで使用されていたようです。
そのため、巣を撤去してから2~3日の間、ここに住んでいたネズミが夜中に家の中を走り回っていましたが、あきらめてどこか別の所に移動したようです。

引き戸を撤去したところ
さらに古い床板を剥がす

部屋の床を解体できたので、次は、奥の廊下部分を解体します。

無事解体できました。

ちなみに、山の古民家の床下は、石だらけです。

撤去しようにも重いので、そのままです。

次回は床を作っていきます。

休耕田の木を抜く

私の家の周りは休耕田だらけになっています。

もともとは水田だったみたいですが、今は木が生えてイノシシが石垣を崩しているので、遺跡のような風格になっています。

とはいえ、木が生えていると草刈りの管理が大変で、耕作もできないので、少しずつ開墾しています。

雪が降る前に、休耕田の木を抜きたいと思い、近所の人にお願いして抜いて貰いました。

木を伐るのは簡単ですが、根っこが残るので、抜く必要があるんですね。

機械の力はすごいもので、あっという間に木が抜けました。

あとは、雪が降ったときに、燃やすだけです。

ルワンダ中央銀行総裁日記[増補版]の感想など

少し前にニュースで取り上げられていた「ルワンダ中央銀行総裁日記」を読んでみました。

内容としては、日銀に20年以上勤めていた著者が、国際通貨基金に頼まれてルワンダ中央銀行の総裁になり、通貨改革を通してルワンダ経済を立て直すというノンフィクションです。

ニュースでは、著者の能力が高く、様々な障害を絶妙な采配で乗り越えていく様子が、まるで、主人公がチート能力で世界を救う、なろう小説の異世界転生ノベルのようだと紹介されていたのですが、まさにその通りでした。

著者が赴任した1960年代は、ルワンダは旧宗主国のベルギーを始めとした外国人が運営する最貧国の一つでした。

外国人優遇の金融政策がまかり通り、ルワンダ経済は外国人に支配され、物資の不足、物価の高騰などに苦しんでいました。

そんな状況の中、総裁は、外国人とルワンダ人との双方の対話を重ねて、解決策を探り、自分の仕事を通じて300万人のルワンダ人の未来のために改革に尽力していきます。

私は、こんな優秀な日本人がいたのかと感銘を受けました。

現代社会では、仕事というものは、個人の生活費のために仕方なくやることであり、最低限の労力で最大限の成果を上げて、不労所得だけで生活できることや所得の総額が大きいことが「優秀さ」の証しである風潮がありますが、著者は、金融に対して深い知識と経験を有し、フランス語と英語を操って現地と国際組織を巡って対話と交渉を重ね、労力を惜しむことなく、ルワンダ人のため、あるいは中央銀行総裁の名に恥じないような仕事ぶりを発揮していきます。

こんな仕事ができる人生をうらやましくも思い、また同じ日本人としてとても誇らしく思いました。

高校生や大学生などこれから社会人になる人に是非読んで貰いたい一冊だと思います。

以下、要点だけを知りたい人向けにあらすじを記載しておきますがネタバレになるので、ネタバレが嫌な人は読まないでください。

当時は、有能な外国人の支配者層と、無能なルワンダ人の被支配者層と考えられていましたが、総裁は外国人やルワンダ人との仕事や対話を通して、外国人は本当は無能であるけれども既得権益のために放漫経営でも十分利益をあげられていることや、ルワンダ人は真面目で有能であるにもかかわらず資金と技術が無いために自給的な生活を余儀なくされていることを看破していきます。

そこに活路を見出した総裁は、金融改革を通して既得権益を排し、有能な人材が活躍できる市場を作り出して、ルワンダ人の尊厳を取り戻し、経済を向上させるように尽力していきます。

私が面白いと思ったのは、総裁が采配を振るって、市場を牛耳っていた外国人をルワンダから排除せずに、代わりにルワンダ人にはできない工場の建設や経営などの多額の資金や技術の必要な分野に転向させることで、商売はルワンダ人、製造は外国人というように住み分けて共存できる体制にシフトしていくところです。