イノシシの見回り

2月12日 晴れ

本日も焚き火をしていましたが、肥松(ファットウッド)を使用した火起こしで時短になるため、空いた時間を利用してイノシシの見回りをしました。

ファットウッド(薪焚きつけ・着火材)

畑を掘りまくるのはまだ許せるのですが、石垣へのアタックは本当にやめてほしいですよね。
というか石垣を崩したらちゃんと元に戻してほしいです。

崩れた石垣
石垣の上を掘って、下に石が落ちた様子(上から撮影)

焚きつけ用の木片を見つける

2月11日 曇りのち雨

最近納屋の片づけをしていたら、焚きつけ用の木片を見つけました。

どうやら油が染み込んだ木らしく、刺身の皮をあぶる用のバーナーであぶってやると、簡単に火が付きました。

鯛の刺身をあぶる要領で炙る

いままで、焚き火の火をおこすのに、15分ほどかけていたのが、30秒ほどで付くようになりました。

焚き火業界にも時短の波が来ているのを実感しました。

雪の日に中断していた焚き火を再開

ルビーチョコレート

噂になっているルビーチョコを近所のスーパーで探していたら、キットカットでルビーチョコを使っている製品を発見しました。というか、それ以外には全然ありませんでした。

キットカットの毎日の贅沢という商品におまけとして二個入っていました。

正直、受験以外でキットカットを買うことはまずないので、おまけと言う形で封入して受験生以外の需要を創り出すのは商売としてはうまいやり方ですよね。

味とフレーバーがまったく新しい第4のチョコレートということで買ってみましたが、個人の感想としてはホワイトチョコレートにベリー系の酸味を混ぜた感じの味と香りでした。

キットカットだけを食べてルビーチョコレート全体の評価を下すことはアレですが、個人的にホワイトチョコレートがかなり苦手なので、ホワイトチョコが苦手な人は注意ですね。

不可思議/wonderboy

耳を暖めると耳鳴りが止まることに気づく前は、youtubeで適当な音楽を流してごまかしていました。

youtubeのよいところの一つは、自動再生機能があるので、適当な音楽が次々と流れ続けるということです。

ボーカルが多い音楽は集中をそがれるので、ボーカルのない音楽を聴いていたところ、なぜか流れ始めたのが、不可思議/wonderboyの「生きる」という日本語ラップでした。


(職場で閲覧している方は、イヤホンを差し込んでから再生してくださいね)

日本語ラップは歌詞のことをリリックと呼んでいたり、リリックが“お前の信じた道を進め”とか説教くさかったり、“お前はそのままでいい”とか安易な現状肯定に走ったり、大貧民で負けてマジギレしたりと、正直センスに合わないと思っていたので、ラップが始まった瞬間に飛ばそうと思ったのですが、歌詞(リリック)が意趣卓逸だったので思わずそのまま聞き入ってしまいました。

特に、

経度から経度へ朝をリレーしていく
知らぬ国の誰かから渡されたバトンを
しっかりと受け取りまた知らぬ国の誰かへ
毎日朝が来るというありふれた奇跡

という素敵に詩的なリリックを、こんな若い人が書けるのかと面喰いました。

高校生の時に、初めて「大学への数学」を買って中を見たときくらいの衝撃を受けたと言えば、その衝撃の大きさがわかると思います。

ネットで調べてみると、この「生きる」は谷川俊太郎の「生きる」や「朝のリレー」を原作にして書かれたものということがわかりました。道理で、洗練されたフレーズがあると納得しましたが、それでも不可思議/wonderboyが加筆した部分も多く、作者の才の非凡さを思わせるものばかりでした。

他にも代表作として、タイに行った友人のためにつくった「Pellicule」などがあります。

(職場で閲覧している方は、隣の人にも勧めてくださいね)

私は早速CDを購入しました。mp3版もありますが、CDはシークレットトラックもあるのでお得ですね。

created by Rinker
Low High Who? Produc

ちなみにドキュメンタリー映画もあります。

こちらは上記CDを10回以上リピート再生してから視聴することをお勧めします。

移住者はなぜニット帽をかぶるのか?

以前から疑問に思っていたものの、放置していた問題の一つに、「移住者はなぜニット帽をかぶるのか?」という問いがありました。

こういう重要な疑問に対して、まあそういうものだからというふうに曖昧にして納得をしてしまうことを、世間では「大人になる」と言います。
とはいえ、問題は未解決なので、消え去ることなく、抑圧されたまま残ることになります。

実際にニット帽をかぶっている移住者に、なぜかぶっているのかと聴ければよかったのですが、なにぶん頭部に関する質問なので非常に失礼な質問に受け取られかねず、ついつい慎重になりすぎて聴けずじまいになりズルズルと2019年まで来ましたが、自分で山の中に移住してみて、不意にその答えがわかりました。

もったいぶるわけではありませんが、解答を示す前に、まず山の中での暮らしの特殊性を説明する必要があります。

前提条件を共有せずに解答だけを知ってしまうと、なまじ理解できるだけに早合点してしまい、正解に近付くことがないばかりか、答えを得たと思いこむことでそれ以上の探究を辞めてしまう分、全く無知の時よりもなお悪い状況に自分を置くことになります。
ソクラテスや、親鸞もその点に対して警鐘を鳴らしていましたよね。

さて、山の中での暮らしの特殊性ですが、まず第一に挙げられるのが、非常に静かという点です。人が少なく家と家との距離も広いので、人間活動に起因する音はまず聞こえませんし、冬は虫も鳥も静かです。とくに雪が降った夜は、雪が吸音材として機能するのか、もうまったくの無音になります(ただし米軍機は除く)。
次に、気温が低い点が挙げられます。夏は涼しく、冬もかなり涼しいのが山です。家が断熱材を使用した気密性の高い住宅なら、そんなに寒くないかもしれませんが、古民家の場合、暖房を使用していないと室温が普通に氷点下になります。

そういった環境下で何が起こるかと言うと、そうです、耳鳴りです。

先月に大雪が降った日あたりは非常に寒かったのですが、そのとき布団に入って寝ようとすると、いままでにないゴーっという耳鳴りがしていることに気がつきました。
音自体は全然大きくないのですが気になって眠れず、ネットで対策を調べると音楽や空気清浄機のモーター音でごまかすとよいとあったので、youtubeで音楽を流してごまかしていました。

ある日、耳を冷やすと耳鳴りの原因になると記載されたサイトを見つけました。これは、暖房のきいた部屋では耳鳴りが起こらず、寒い寝室で耳鳴りが起こることと符合していたため、さっそくニット帽を耳までかぶったところ、耳鳴りがしなくなりました。

このとき私は、移住者がニット帽をかぶっている理由を完全に理解したわけです。
ニット帽は、耳を暖めることで耳鳴りがすることを防止していたのです。帽子だけに。

今度時間ができたら、耳鳴り防止帽子とその使用方法として特許出願したいと思います。