山奥での田舎暮らしをすると、停電がけっこう多いことに気がつきました。
デスクトップパソコンや録画装置などのデータの保存を伴う装置や、ネットワーク装置が強制的にシャットダウンしてしまうと、復旧に時間がかかるのと、データの消失の心配があるので停電は天敵ですが、大雨・大雪・台風など、荒天時に一分ほど停電することがよくあります。
しかしながら、それらは荒天ゆえに停電しそうだと予期できるので、対策をとれるのですが、最も厄介なのは、普通の日に突然停電することです。
直近だと、4月に送電線の付け替え作業時に漏電して、市全域で20分ほど停電しました。たまたま外出していたのですが、信号機も消え、折しもコロナ禍のまっただ中で文明の終焉のような雰囲気を醸し出していました。
また、5月には、停電が二回あり、デスクトップパソコンで作業中のデータの内、保存していなかったものが消えてしまいました。
あまりに停電が頻発するので家の電気設備の故障かと思い、電力会社に電話すると、「原因不明の停電が頻発しているが停電は起こるものなので、申し訳ないが、無停電電源装置(UPS)を用意するなど、お客様の方で対応して欲しい」との回答でした。
人口が10数人の集落が山地に点在する地域に、何百キロも電線を張っているので、どこかで停電するのは当たり前なんでしょうね。
不採算地域の山奥でも電気料金は都市部と変わらないので、ありがたいですが。
ということで、デスクトップパソコンを新調したタイミングで無停電電源装置(UPS)を購入しました。
充電可能なパッテリーが内蔵されており、停電時に、瞬時に非常用電源に切り替わるので、PCがいきなりシャットダウンすることを防ぐことができます。
私が購入したものは安価なので、停電時は数分しか電力が保たないそうですが、予期しない停電はほとんどが一分以内で復旧するので、数分保てば充分と判断しました。
バッテリー寿命は、最大5年で、三年間の無料保証があり、さらに廃棄時はメーカーが引き取ってくれるそうです。