敬意なき社会(後半)

某省庁の天下りが問題になっているが、そういう報道をみていると、国家公務員の中には、公のために仕事をしているのではなくて、個人的な理由のために仕事をしている人間がいるんだなと思ってしまう。

いつになっても天下りがなくならないのは、社会の中に、そういう動機を誘導するような要因があるのではないだろうか。
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循環する自然と、成長する経済

近頃、循環型社会というワードをよく聞くようになった。
明確な定義はないとしても、化石燃料のような再生しないエネルギーや石油原料ではなく、再生可能なバイオマスエネルギーや身近にある自然の材料を使って生活し永続するような社会を指すというなんとなくのイメージは確立されているように思う。
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森林について思うこと

まんのう町は、その面積の半分以上が山や森になっている。
今年の11月19日には、満濃公園で全国育樹祭も開催されるし、香川県では、森に親しみを持つように様々な啓発活動が行われているが、どうにも心に響いてこない。
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技術と技能

以前、夏に某農機メーカーの工場を見学したとき、面白いことを教わった。

稲作農業は季節作業なので、春に田植えを行い、秋に刈り取りを行う。なので、農家は田植え前に田植機を買い、刈り取り前にコンバイン(収穫機)を購入する。
農機メーカーは、その需要に間に合うように、秋から冬にかけて田植機の製造を行い、春から夏にかけてコンバインの製造を集中的に行う。

面白いのは、一つの製造ラインで田植機とコンバインを組み立てていて、そのときはちょうど、秋の収穫に向けてコンバインの製造を行っていた。
組み立て途中のコンバインがいくつも並んで、順番にパーツが取り付けられるのだけれども、その中に一台だけ、季節外れの田植機が混ざっていた。
訊けば、田植機の注文が入っているわけではない。
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