およそ三週間かけて、六畳半の部屋にフローリングを張り終えることができました。
雪のせいで外が極端に明るいので、見づらいですが、上の写真が完成した様子です。
根太を渡す作業がだるかったことは前記したとおりですが、難しかったのは二畳のスペースと、四畳半のスペースの接続部分です。
接続部分の隙間が不均一で、かなりガタガタな印象です。
しかし、世の中には、見切り材という便利な物があり、それを使うときれいに仕上がりました。
完成した感想ですが、DIYを普段やるわけでもないし、初めて床を張ったわけですが、意外とうまくできたので満足する結果が得られました。
インターネットには床の施工に関する情報も多く、Youtubeでは実際の施工手順、丸ノコの使い方などを詳しく解説した動画がたくさん上がっているので、情報に困ることはありませんでした。
特に安全な丸ノコの使い方は、見て良かったと思いました。
また、以下の本をかなり参考にしました。
DIYでの家づくりを体系的に説明されていて、非常に参考になりました。
さて、今回、DIY施工にかかった費用をざっくり計算すると、7万円ほどになりました。
このうち約5万円が木材などの材料にかかった費用で、1万円がビスやボンドなどの消耗品で、1万円がノミや指矩(さしがね)と言った大工道具にかかった費用です。
電動工具は持っていた物を使ったので、購入したのは丸ノコの刃くらいです。
ネットで調べたところによると、業者に依頼して6畳くらいの畳の部屋を無垢フローリングにした場合、20万円から25万円程度の見積もりになるそうです。
今回は、大引の一部補修なども行ったので、業者に依頼すれば30万円くらいかかったかも知れません。
そう考えると材料費だけで済むDIYは、クオリティの面では職人には到底及ばないですが、非常に安く仕上がります。
また、DIYで床を直すために、家の構造に向き合い、ホームセンターに通って建築資材を探し、設計図面をかき、理想と現実のすりあわせを行って、何度も検討と修正を行い、その結果なんとか満足いく形にしていく過程が非常に楽しかったです。
知らないことばかりで最初はおっくうでしたが、実際やり始めると新しい発見の連続で、のめり込んでしまった感じです。
業者に依頼すると、そういった体験を全くすることなく、ただ20万円と引き換えに結果だけを手に入れることになるわけですが、なんだかもったいない気がしました。
床の作業が終わったら、米作りに向けて田んぼの整備をしようと思っていたのですが、雪が溶けないので、引き続き壁の修繕を行おうと思います。
囲炉裏の煤で黒くなった土壁の隙間に、ビニールやアルミホイルが詰められています。
次は、これを埋めつつ白い漆喰を塗っていきたいと思います。