竹細工2

山暮らしのメリットの一つに、飲める水が簡単に手に入るというのがあります。

水道管の凍結や、大雨で水道が断水しても、不便ですが水に困ることがないのは安心です。

家のすぐ下に沢水が湧いているのですが、塩ビ管で取水しています。

家よりも下側なので利用しづらいですが、非常時には役立つ

前々から塩ビ管だと風情がないと思っていたので、竹筒に交換しました。

適当な長さに切った竹の中に、その辺に転がっている異形鉄筋を通して節抜きし、竹筒を作りました。

竹がどれくらい持つのか不明ですが、竹の有効利用ができて良かったです。

焚きつけ用の木片を見つける

2月11日 曇りのち雨

最近納屋の片づけをしていたら、焚きつけ用の木片を見つけました。

どうやら油が染み込んだ木らしく、刺身の皮をあぶる用のバーナーであぶってやると、簡単に火が付きました。

鯛の刺身をあぶる要領で炙る

いままで、焚き火の火をおこすのに、15分ほどかけていたのが、30秒ほどで付くようになりました。

焚き火業界にも時短の波が来ているのを実感しました。

雪の日に中断していた焚き火を再開

竹製品作りに挑戦

2月4日 雨のち曇り

今日は、竹製品作りに挑戦しました。

家の裏の竹林は、数年放置されているので、竹がずいぶん密集しています。

自然に腐って倒れたものが、別の竹に寄りかかり、危険がいっぱい

イノシシがタケノコを掘りまくっているのですが、それを上回る量の竹が生えるようです。

燃料としての薪の利用価値がなくなったから誰も山林の手入れをしなくなったのと同じで、竹の利用価値がないと荒れる一方だと思うので、逆にいえば、竹を竹製品として利用できれば、放置させるよりも整備して資源活用するモチベーションが高まるのではないかと思い、竹製品を作ることにしました。

そこで活躍するのが、竹挽きのこぎりです。

created by Rinker
玉鳥産業(Tamatori Sangyo)
竹挽きのこぎりは、歯が小さいんですよね

略して竹ノコなので、タケノコのシーズンになるとのこぎりの竹ノコなのか、食べる方のタケノコなのか訳がわからなくなってきます。

そして、なんやかんやあって竹を二本伐り、そのうちの一本を物干し竿にしました。

真っすぐで長くて軽いという竹の性質を何に利用しようかと考えたとき、ふっとひらめいたのが物干し竿でした。

物干し竿はふつう金属製でビニールの被覆がしてあり、長いので捨てるときに難儀するのですが、竹で作れば燃やせば済むので良いアイデアでした。(自画自賛)

鉄フライパンのある暮らしというイデオロギー

2月2日 晴れ

先日、タークの鉄フライパンをamazon.deで購入しましたが、送料込みでも日本の正規代理店の半額で購入することができました。
正規代理店で一本買う値段で、amazonでは二本購入できます。

正規代理店で売られているフライパンの価格はなんでこんなに高いのかということが気になり、ずっと考えていましたが、amazonと正規代理店の販売ページを見比べてようやく答えがわかりました。

amazonの商品の紹介は、下の図を見てわかるように、商品それ自体を表示しているだけです。

それに引き換え、正規代理店のページは、いろいろなものが写真に写っています。

アウトドアで薪のようなもので魚をグリルしてみたり、巨大な肉をトングで挟んでみたり、魚介類をあふれんばかりに並べてみたり、皿を使わずフライパンのままテーブルに配膳してみたりと、“鉄フライパンのある暮らし”ひいては“ヨーロッパ流の豊かな暮らし”というイデオロギーを、これでもかというほど前面に押し出しているのがわかります。

つまり、正規代理店は、このイデオロギーをフライパンに価格として載せてきているわけです。
むしろフライパンそれ自体はおまけで、イデオロギーの方が本当の商品ではないかと思えるくらいの値段設定です。

わたしはamazonで購入したため、このイデオロギーは購入していないので、鉄フライパンのある暮らしを実現できるのか、不安になったため、ベーコンエッグを作ってみました。

ベーコンを炒める工程
割りいれた卵を半熟になるまで加熱する工程

それっぽい絵が取れたので良かったです。