稲作にチャレンジ その1

2020年 秋

稲作をするための準備に取りかかり始めました。
この田んぼで米を作るのは、5年~10年ぶりくらいです。

近所の方がトラクターで耕耘してくれました。

ちなみに三年前はこんな感じでした。

2020年 年末

畦や法面に生えていた木を伐り、雪の日に燃やして処分していきます。
天気の良い日に燃やすと高確率で林野火災になり、危険なためいつも悪天候の時に燃やします。

2021年 春

完全に埋まっている水路を掘り出していきます。
遺跡を発掘する気分でした。

沢に堰をつくり、田んぼに山水を入れいきます。
上流に人家がないので、このままで飲めるくらいきれいです。
山に住むメリットの最大のメリットは、きれいな水が取り放題なところです。
平野部だと水利権が絡んで、水を確保するのにストレスがかかりますが、山間部は使い放題の所が多いです。

2021年5月

5月下旬に、隣の家の人と田植え機を押して田植えをしました。

2020年8月現在

スピーカーを作製する

前回、設計が済んだので、実際に作製します。

ホームセンターで厚さ9mmのシナ合板を購入し、板を切り出します。

切り出した板に、スピーカーユニットや、ダクトなどが通る穴を開けていきます。
自在錐という道具があれば、簡単に任意の大きさの穴を開けることができますが、4000円くらいするので、ただのドリルで穴を開けることにしました。

インパクトドライバのドリルで地道に穴を開ける

ガタガタの穴ですが、どうせ隠れるので大丈夫です。

穴あけ作業が一番疲れました

次に、板をボンドで貼り合わせます。

クランプで挟むとより強固にくっつきます

ボンドが乾くまで時間があるので、その間に内部の配線を作ります。

その後、さらに貼り合わせ、スプレーで塗装し、中に吸音材を入れて、ダクトとスピーカーを組み付ければ完成です。(写真は撮り忘れました笑)

YouTubeにスピーカーの周波数テストの動画がいくつもあるので、それで共鳴周波数を確認してみると、今回自作したスピーカーは、30Hzから音が聞こえ始め、80Hzで顕著に音が大きくなり、90Hz~100Hzで音が小さくなり、110Hzから徐々に大きくなりました。
音が大きくなった後、一旦小さくなり再び大きくなるという音の谷が出来ていることが分かりました。

つまり、共鳴周波数が設計通りの92Hzではなく、約80Hzまで下がっていることになります。

原因究明のために、ダクトを改めて採寸すると、3.6cmと記載されていた直径は、一番外側のフランジ部分だけであり、実際の直径は3.2cmしかありませんでした。しかも先細り形状で一番奥は3.0cmだったので、平均直径は3.1cmということになります。

改めてこの条件で共鳴周波数を計算してみます。

82Hzとなり、実際の聞こえ方と一致しました。

ということで、最適な共鳴周波数よりもかなり低いスピーカーになってしまいましたが、普通に鳴らす分には特に違和感も無いので成功ではないでしょうか。

もちろん、事前にこうなることが分かっていたらダクトを詰めて調整していたのですが、こういう失敗を含めてDIYの醍醐味ですよね。

スピーカーを設計する

自宅で過ごすことが多くなり、前々からスピーカーを作ろうと思っていたので、スピーカーの設計から始めました。

まず、fostexというメーカーのFF85WKというスピーカーユニットを購入しました。

このスピーカーユニットに同封されていた説明書にスピーカーの設計図のような物が同封されていました。

あまり考えずにFF85WKを購入しましたが、このスピーカーユニットはバスレフという種類のスピーカー専用らしく、説明書にもバスレフスピーカーの設計図が載っています。

バスレフスピーカーというのは、スピーカーの前面に穴を開けて円筒形のダクトを作り、そのダクトを通して空気が出入りして低音を増強させる仕組みのようです。

そのため、スピーカーユニットが出せる低音の限界を超えて低い音が出せるようです。

瓶の口から息を吹き込むと、ボーッという低音が鳴りますが、アレと同じヘルムホルツ共鳴という原理らしいので、共鳴周波数は以下の計算式で計算可能なようです。

f=c/2π×√{S/V(L+r)}

fは共鳴周波数(Hz)
cは音速(34000cm/sで固定)
Sはダクト断面積(cm^2)
Vはスピーカーの箱の体積(cm^3)
Lはダクト長さ(cm)
rはダクト半径(cm)

さて、スピーカーの共鳴周波数は設計次第でどのようにも設定することができますが、あまり高く設定すると低音部が弱くなり、低く設定しすぎると低音域で音圧の谷ができるため、最適な共鳴周波数にする必要があります。

バスレフスピーカーや共鳴周波数について知りたい方は、ネットで検索すればすぐに見つかると思うのでそちらを参考にしてください。

FF85WKの最適な共鳴周波数を知るために、上記計算式に、メーカーの推奨する諸元を入力し、メーカーの推奨する共鳴周波数を求めます。
ちなみにメーカーの推奨するスピーカーの諸元は、スピーカーの箱の体積が3500cm^3、ダクトの直径が4cm、長さが10cmです。

学生時代に購入した関数電卓

約93Hzになりました。

これによりメーカーの推奨する共鳴周波数は93Hzと分かりましたが、計算せずとも説明書には、最適な共鳴周波数は92Hzだよと書いてあります。

ひとまず計算式が概ね正しいことが分かり、メーカーの設計図通りに作れば、最適なスピーカーができることを確認しました。

しかし、長さ10cm、直径4cmの円筒形のダクトを自作するのは容易ではありません。
必然的に似たようなサイズの既製品を購入することになります。

ネットで検索したところ、同じサイズの物はなかったのですが、長さ7.8cm、直径3.6cmのダクトを発見しました。

このダクトを使用したときの共鳴周波数を計算します。

約94Hzとなり、このダクトを使用してもほぼ最適な共鳴周波数を得ることが出来るので、早速購入しました。

自称長さ7.8cm、直径3.6cmのダクト

この後、きちんとこのダクトの計測をしておけば良かったと後悔することになります。
次回は、スピーカー制作編です。

ビクトリノックスの爪切りを改造する

買い物に行ったときにパッケージの袋を破れなかったり、値札を取ることができなかったりしてハサミが必要なときがたまにあるのと、仕事とかで一週間くらい出かけると、爪の伸びが気になることがあります。

小さなハサミと爪切りが一緒になった便利な物ないかな~と思って検索してみると、スイスのナイフメーカーであるビクトリノックスがハサミと爪切りを搭載したマルチツールを販売していることに気がつきました。

しかし、このネイルクリップ580にはナイフも付いているので、スイスではいいのかも知れませんが、日本国内で持ち歩くにはいろんな意味で致命的です。

ビクトリノックスのホームページでも、長さや形状を問わず刃物を持ち歩くのは軽犯罪法に違反する怖れがあると警告しており、携帯して外に出るのは危なそうです。

とはいえ、携帯しないとハサミや爪切りが必要なときに何の役にも立たないので、携帯できるようにナイフをなんとかすることにしました。
ナイフを折る人もいるようですが、せっかくなのでより便利な使い方ができるようにしたいと思います。

まず、赤色のグリップを外し、中身を出します。

観察してみると、ナイフと爪やすりが同じピンでピン止めされているようなので、ドリルでピンを外して分解します。
この時、ピンをかしめているリングは後で再利用するので傷つけないようにします。

2mm鉄工用ドリルを使用

ピンは真鍮製なのか、数秒で外れました。ちなみにピンの太さは、2.0mm~2.1mmでした。

ピンを外し、ナイフとやすりを出したところ

私は爪やすりを使ったときの感触が苦手なので、爪やすりも不要です。

なのでナイフとヤスリの代わりに、別のマルチツールから部品取りしたプラスドライバー付き栓抜きを取り付けることにします。

ただ、この栓抜きを止めるピン穴は約1.8mmなので、ネイルクリップ580のピンより小さいです。

そのため、近所のホームセンターに行き、ピンにするため1.8mmの真鍮釘を買ってきました。

1.8mmの真鍮の釘

これをマルチツール本体と、栓抜きのピン穴に通して、リングをはめます。

あとは、ニッパーで適当な長さにし、金槌でかしめれば完成です。

裏側

元のピンよりも細いピンを使っているので、栓抜きの部分が少しぐらつきますが、ハサミと爪切りに問題はなさそうです。

改造は保証対象外らしいので、改造する場合は、怪我や故障も含めて全て自己責任です。

ビクトリノックスはホームページ上で軽犯罪法を警告するんなら、ナイフのないモデルをもっと出した方が良いんじゃないかと思いました。

壁を直す

自宅玄関脇の壁がボロボロなので直すことにしました。

まず、左上の劣化した部分を取り除きました。

壁の上に大きな穴が開いています。

とりあえず、木片で埋めてみます。

取り除いた劣化した部分をトロ船に集めて、水を加えて再利用します。

へこんだ部分を練った土で埋めます。

あとは、漆喰を塗りました。