万が一に備えて、止血帯を購入しました。
というのも、昔まんのう町内で実際に起こった事故ですが、一人で山に入り、チェーンソーで自傷して出血し、助けを呼べずに亡くなられた方がいると聞き、そういった備えのために止血帯(上の写真)を買ったわけです。
医者の話によると、動脈を傷つけて出血した場合、止血をしないと数分で命を落とすので、救急車が間に合わないそうです。
事故を起こさないことが第一ですが、万に一つの事故に備えておくのも重要です。
大出血をする場面は、チェーンソー事故という限られた状況だけでなく、交通事故などで日常的にも起こりうるし、地震や爆発による窓ガラスの飛散という非常時にも起こり得ます。
とくに、そういう場面では当事者はパニックになるらしく、交通事故では、とりあえず逃げたとか運転席で真っ青になって震えてただけで救助しなかったとかいうことはよく聞くところです。
自分が当事者になることを想定するのもそうですが、そういった場面に出くわしたときにあわてず対処するためにも必要なのが、止血帯ではないでしょうか。
なので、止血帯もただ買うだけでなく、常に持ち歩くカバンの中に入れておき、いつでも使えるようにしておくべきです。
私が購入した止血帯は、アメリカ軍や陸上自衛隊で採用されているもので、ハサミや特別な技術が不要で、一人で手袋をしたままでも簡単に取り付けられて止血できる優れものです。
アメリカ軍は米国式正義の名のもとに有無を言わさず街に爆弾を降らせるので嫌いですが、戦場という極限状態でも使えるように道具に工夫がこらされているのは、さすがと言わざるを得ません。
数年前から年に一度くらい、心肺蘇生法やこれらの使い方を研修していて、あれば便利だなと思っていたのですが、通販で購入できることが分かり、購入してみました。
本当に救助のために使う機会がないといいのですが……