前回は二畳のスペースに、根太とフローリングを張りましたが、今回は四畳半のスペースに張っていきます。
まずは、根太を大引の上に固定していきます。
前回と同じく根太の間隔は割と適当です。
根太を渡すだけで一週間ほどかかりました。
水平を出すために水準器で一本一本測定して、凸凹を削ったり高さを上げたりしていたら、ものすごく飽きてしまい、一日一時間くらいしか作業しなかったり、何日か休んだりしたからです。
全体を通して、この根太の作業が最も退屈で辛かったです。
辛い作業が終わり、フローリングを張っていきます。
施工面積は、前回の2.5倍で、一辺288cmの面に、一辺200cmのフローリングを張っていくので、モザイク状に張っていくことにしました。
早速、根太の上にフローリング材を置いてみると、フローリング材の右端の下に根太がなく、右端が浮いてしまっています。
これではまずいので、フローリング材を移動させて、両端が根太の上に来る場所を探します。
ちょうど部屋の真ん中に置くと両端が根太の上に乗ることが分かりました。(茶番)
あとは、別のフローリング材を適当な長さに切断して、張っていきます。
フローリング材が反っているので、ストーブや大引の角材の余りの部分で押さえています。
このときも前後逆になっていることに気づいていないので、全て前後逆向きに張っています。
また、無垢フローリングは湿気を吸って伸び縮みするので、施工するときは名刺の厚さほど隙間を空けて張っていくのですが、フローリング材の下に下地がなく、隙間から虫が入りそうなので、隙間を設けずに張っています。
というのは建前で、本音は、根太が波打っていたり、フローリング材を真っ直ぐに切れなかったり、反っていたりして施工精度が低いのをごまかすために、無理矢理ギチギチに押し込んで張っています。
なので湿度の高い夏に膨張して、フローリング材同士が押し合って突き上げが起こり、半年後になんらかの修繕作業が追加で必要になるかも知れません。
それを防止するためにフローリング材が膨張している夏に施工したかったのですが、毒蛇や毒虫が入り放題になるので、冬にやらざるを得ませんでした。
自分の施工技術や環境、コストをその都度検討し、選び得る中で最善と思われる選択を続けた果ての結末であれば、それがどんなものであれ、後悔なんて、あるわけないですよね~
さて、今回、大量のフローリング材を切るために、日立工機(ハイコーキ)の丸ノコを使用しました。
この丸ノコは、新たに購入したものではなく、納屋に置かれていたものです。
1986年製で年季が入っていますが、刃を新品に替えると厚さ三センチの杉板をスパスパ切ってくれました。
昔の丸ノコは、今の物よりもトルクが大きく切りやすいので、職人の中には古い物を好んで使う人もいるそうです。
わざわざ買わずともホームセンターに行けば、一日100円くらいでレンタルできるので、持っていなければ多分借りて済ましたと思います。
次回は、完成写真と感想などです!
お楽しみに!