うちの母屋は、住居部分と、トラクターなどを格納するための車庫に分かれています。
その車庫の方でゴソゴソと音がするので、何かいるなと思い、車庫の方から天井裏をのぞいてみました。
わたしの経験上、屋根裏でそれなりの音がする場合、ほぼ間違いなくネコの仕業ですが、果たして野良猫のミケがいました。
ミケはこちらに驚いて逃げていくので、逃げた先を目で追うと、壁の隙間を発見しました。かなり大きな隙間ですが、死角になっていて今まで気がつきませんでした。
どうやらこの穴を塞がない限り、コウモリやネコの天井運動会を止めることができないようです。
穴を塞ぐことにし、資材を集めます。
幸い、トタン屋根の工事で外した野地板があるのでこれを使うことにします。
車庫側から天井裏に入るのは無理なので、いったん家の中に戻り、獣よけ線香を焚いて天井裏から猫を追い出したのち、天井裏に入ります。
隙間は蜂の巣の右上の方にあり、梁の向こう側に隠れているので、今まで気がつかなかったわけです。
天井板を踏み抜かないように慎重に根太を踏んで進みます。
梁の下をくぐり、横を見ると、隙間があります。
立つスペースはおろか座るスペースもないので、横になったままで作業します。
梁に柱を立てます。
狭いので右手が使えず、利き手ではない左手の作業です。
天井裏の作業は、3kどころか、暗い、きつい、危険、厳しい、汚い、臭くはない、暗い、片手が使えない、気持ちが悪い、粉が舞うのいわゆる劣悪な10k作業です。
ネコ好きの方ならわかると思いますが、ネコ好きならネコのためなら、これくらいの大変な作業はいとわないのです。
柱を立て終わると、野地板を寸法に合わせて切っていきます。
切ったものを柱に打ち付けます。
作業スペースが狭かったので二時間くらいかかった上、無理な姿勢が祟り、かなり体が痛かったです。
しかし、これで、ネコが罪を犯すこともなくなると思うので、やって良かったです。
古民家に住みたいという人は注意してください。