旅行7日目:オランダへ行く

デンマークでは、オールボーとスカーゲンを観光し、だいたい見たので、次はオランダに行くことにしました。

オールボー空港から、スキポール空港へ一時間半ほどのフライトです。
雲の上を飛ぶので、ヨーロッパに来てから1週間ぶりに太陽を見ました。

KLMに乗るたびに出てくるチーズサンドイッチ。ソースが割とおいしい
オランダのバスの車内にあるハンマー

デンマークもそうですが、オランダのバスや路面電車内には、窓ガラスを割るためのハンマーがいくつも備えられています。
日本もこういうのを備えると良いのにと思いました。

ナシゴレン

オランダは、インドネシアを植民地にしていたせいか、至る所にインドネシア料理のレストランがあります。

ナシゴレンを食べましたが、約2000円です。
欧州は、外食が日本の3倍くらいする印象です。

かといって物価がものすごく高いかというとそうでもなく、スーパーで売っている物の値段は日本とあまり変わらず、物によっては日本よりもかなり安いです。
特に、肉やチーズは、日本と同じ値段でも量が3倍くらいあるので、実質は日本の1/3くらいの価格でした。

なので、日本に来た欧州人は、外食の安さに驚き、主食である肉とチーズの物価の高さに絶望すると思います。

ちなみに、日本でもあちこちにある世界的に有名なハンバーガーショップは、欧州でも日本と同じ価格と味なので、安心です。

ヨーロッパに来てからと言うもの、ずっと友人宅に泊まっていたので、今回のオランダ旅行が初めてのホテル泊になります。

24階からの眺め

ここで初めて日本から持って来た充電用の変換プラグを使いました。

USB出力が付いているので、スマホ、タブレット、カメラなどの充電が可能です。

一泊一万円程度のホテルだと、スリッパ、歯ブラシ、シャンプー、ひげそりといったアメニティがないので、日本から持って行くか、現地のスーパーで購入すると良いと思います。

ちなみに、この頃、日本では楽天カードが障害で使えないというニュースが流れていました。

楽天カード一枚で旅する私は、遅れてそれに気がつき、それまでは鬼滅の刃を一冊ずつ読んで、次のを買うというスタイルで旅行していたのですが、完全に使えなくなるかもしれないと思い、鬼滅の刃を一気に全巻買いました。

こういう事態に備えて予備のカードを用意していた私ですが、暗証番号を覚えていなかったので、予備のカードは予備としての役割を果たすことはありませんでした。

なので海外旅行の時は、クレジットカードの障害に備えて、暗証番号を覚えている別会社のカードを二枚、それも財布だけではなくて、別々の場所に入れて財布の紛失にも備えるか、だれかと一緒に旅する方が良いと思いました。

グループ旅行なら、同行者のクレジットカードで一緒に払ってもらうというようなこともできますが、一人旅だと詰むので本当にドキドキでした。

旅行6日目:スカーゲンへ行く

デンマークに来てからというもの、オールボーでゆっくり過ごしたので、そろそろ観光に出かけるかと思い立ち、ユトランド最北端の街、スカーゲンへ向かいました。

スカーゲンと聞いてピンと来る人は少ないと思いますが、腕時計の街で、日本でも相当数が流通しているため、知らずに持っている人もいるかもしれません。

実際に、私の友人もたまたまスカーゲンの腕時計を持っていました。

日本でも簡単に手に入ります。

オールボーからスカーゲンまで電車で二時間ほどです。
料金は、紙の切符で、2000円くらいでした。

ちなみに、デンマークでは、日本で言うSuicaやICOCAのようなICカードとして、ライセコートというものがあり、そちらを持っていると、運賃が6割くらい安くなります。

私は、このときは持ってなかったので往復で4000円払いましたが、持っていれば2000円以上ディスカウントされます。

日本でもそれくらい割引してくれたら良いのにと思いました。

車窓より

デンマークは、国土が九州くらいの大きさで、とても平坦なので同じような景色が延々と続きます。
最高峰は173mだそうです。

風が強いのか、あちこちに風力発電の風車がありました。

昼食のサンドイッチ

沿岸博物館へ行きましたが、客が全然いませんでした。
スカーゲンは観光地なのですが、夏がメインなので冬は閑散としています。

伝統的な粉を挽く風車
風車の本体は、まさかの茅葺き
博物館にあった大砲

大砲にもクリスマスの飾りでデコレーションするのがデンマーク流のようです。

旅行5日目:プールに行く

北欧の冬は夜が長く、昼の間も太陽が出る日が少ないので、『冬季うつ』状態になる人が一定数いるようです。

北欧に到着してからというもの、全く太陽を拝めていません。

そのため、体を動かして気晴らしをすることを推奨しているようで、街のあちこちにスポーツ施設があります。

友人の家の近くにギガンティウムというスポーツ施設があるので、そこに歩いて行きました。

歩いている途中で、やりっぱなしの工事現場をいくつも見かけました。
日本では考えられないですね。

北欧には至る所にやりっぱなしの工事現場がある
ギガンティウム内部の様子

ギガンティウムには温水プールがあるので、speedoの一番安い水着を買ってプールで泳ぎました。

サウナもあったので入りました。

サウナは18歳未満は入場禁止で、社交場のようになっていて、初対面の人同士でも気さくに話すので、日本のサウナのような沈黙はありません。

また温水プールと接続しているので水着着用でした。

割と物価が高く、一番安い水着でも4000円したので、もし北欧にサウナ目的で行く場合は、日本から水着を持っていった方が良いと思います。

友人は、サウナの常連客から、北欧は日光不足になるからビタミンD錠剤を飲むといいと勧められていました。

サウナから出て小腹が空いたのでサンドイッチを食べました。

写真を撮る前に割ってしまいました

鶏肉とベーコンのサンドイッチで、カレーソース(ターメリックソース?)がかかっていました。

デンマーク人はカレー味が好みのようで、大抵の物にカレーソースがかかっているようです。

味付けはカレーソースの味のみで、大雑把というか雑な味付けでした。

旅行4日目:クリスマスマーケットに行く

前日は、余り時間がなく、クリスマスマーケットの近くまで行って引き返したので、日を改めてクリスマスマーケットに行きました。

クリスマスマーケットには、メリーゴーラウンドと、観覧車が来ていました。
プレハブのお店も出ていました。

普段はなにもないただの広場で、クリスマスシーズンになると、どこからともなくアトラクションとプレハブの店が建つそうです。

デンマークの何が凄いかというと、祭りの屋台でも、クレジットカードや、モバイルペイという独自のキャッシュレス決済が使えるという点です。
デンマーク旅行では現金は不要です。

一番上の写真は、クリスマスマーケットの入り口ですが、オールボーの住人は、老若男女を問わず、ほぼ全員が黒い服を着ています。

おしゃれよりも防寒にパラメータを振っていくタイプの人たちなので安心しました。

黒い屋根のプレハブが建ち並ぶ

せっかくなので観覧車に乗りました。

一番上まで行くと結構高い

一息つくためにカフェに入りました。

プレハブのカフェ。やはりみんな黒い服を着ている

ところで、グリーンランドはデンマーク領なのですが、グリーンランドには、アジア人のような顔立ちの人たちが住んでいます。
本土のデンマーク人は異常なくらい英語が堪能ですが、グリーンランドから来たデンマーク人は、英語ができない人も多いらしく、ここのカフェの店員さんも全く英語ができなかったので注文が大変でした。

英語が通じる国だからと油断せず、コーヒーとか、簡単な現地語くらいは予習していくべきでした。
ちなみにデンマーク語でコーヒーは、カフェーとのこと。

デンマークのおすすめのドリンクは、ラズベリージュースです。

日本のスーパーでもラズベリーは売っていることがありますが、ラズベリージュースはまずお目にかかりません。
デンマークではスーパーで、1Lペットボトルに200円程度で売られており、しかも凄くおいしいので、よく買いました。

日本ではネット通販でも選択肢は限られますが、似たようなもの(ラズベリーとリンゴのミックスジュース)は手に入るようです。

旅行3日目:オールボーを散策する

スマホが使えるかどうかで旅行の難易度は全く変わってきます。

スマホがあれば、交通機関やホテルの予約をすぐに行え、マップで目的地の経路を検索でき、読めない文字の翻訳もできます。
クレジットカードを紛失しても、スマホのアプリからすぐに使用停止することもできます。

あまりにも便利すぎて、スマホなしの旅行は考えられないため、海外旅行でもスマホは使えるようにした方が良いです。

友人がEUで使えるプリペイド式の通話SIMを用意してくれていたので、それを使わせてもらいました。

1カ月間で、4GBのデータ通信、4時間分の通話(EU内のみ)ができるプランでおよそ800円でした。
100GBのプランでも1600円程度なので、価格差が凄いですが、通信料は日本よりも安い気がしました。

通話は別に必要ないとも思いましたが、後日、現地の人に電話を掛けざるを得ない状況になったので、通話はできるに越したことはありません。

また、事前に日本で通話可能なSIMを購入することも可能です。

スマホを現地で使えるようにしてから、オールボーの散策に出かけました。

一番上の写真はオールボー駅の駅舎です。

オールボーは、2016年のEUの調査でEU内で最も幸福な街として選ばれたこともある街です。

ちなみにそのときの2位がコペンハーゲンだったので、デンマークの都市が1位と2位だったことになります。
幸福の定義や調査の手法が不明のため、何がどうとか詳しいことは分かりませんが、治安は良かったです。

オールボー駅から続くメインストリート

クリスマスシーズンのため、全体的にクリスマス仕様になっていました。
冬なので、昼間の時間が6時間ほどしかなく、天気もずっと曇りか雨なので、憂鬱とした雰囲気を紛らわせるためのクリスマスデコレーションなのだろうと思いました。

クリスマスマーケットの移動観覧車

街中にオブジェも色々ありました。

恐竜
オールボーの像